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HIVとエイズの違いは?HIVによって引き起こされる怖い病気

黄色のカプセル

HIVとエイズはしばしば同一視される疾患ですが、原因ウイルスは同じですが厳密にいうと同じ病気ではありません。HIVとはヒト免疫機能不全症候群ウイルスに感染した状態のことですが、エイズはウイルスに感染後特定の範疇の合併症を併発した段階で初めて確定診断を受けることになります。いわば一つの感染症の端緒から終末像までの連続が、HIVとエイズをつなぐわけですがどこに違いがあるのでしょうか。

まず、すべての始まりは性行為などを介して、HIVウイルスに感染することにあります。このウイルスに感染しただけでは、エイズを発症したことにはならず、まだウイルスに対する抗体が形成されて、交代に対する免疫反応が防御態勢に移行する段階に入ります。免疫細胞は外的を抗原と認識し、これに対する抗体を生成し排除しようと試み、炎症症状が惹き起こされます。この炎症症状は風邪に類似しており、深刻化する懸念はほとんどありません。つまりHIVに感染した当初は生命にかかわる事態に直面することはほとんど問題にならないと考えてよいでしょう。

ところがHIVは免疫細胞であるCD4陽性リンパ球を破壊するので、ウイルスを排除することは出来ず、体内で憎悪職を継続し免疫機能を慢性的に低下させて、最終的には外的に対する抵抗力を喪失させる段階に移行します。このように免疫機能が破綻し、さらに法定の23種類の内のいずれかの疾患を併発する、この2点を充足するとエイズとの診断を下されることになります。HIVとの違いは、エイズに随伴する合併症のいずれもが致命的転機を辿る可能性があるので、生命にかかわる点でHIVと大きな違いを有していると評価できます。

エイズ発症の確定要因となる疾患には、代表的なものに間質性肺炎やカポジ肉腫、中枢脳神経障害などを指摘することが出来ます。間質性肺炎はカビなどが原因となって重篤な呼吸機能の障害をもたらす肺炎です。カポジ肉腫は日本人では健常者ではほとんど発症が見られない、特殊な皮膚がんの一種で時には内臓に転移することがあります。エイズ患者では高率に発生するがんのひとつで、典型的な症状になります。またエイズ患者特有の中枢神経障害は、ウイルスが脳細胞などに侵入することで引き起こされると考えられており、認知症に類似した認知の異常や行動の異常などが見られます。深刻な後遺症が残るとウイルスを制御できても、その後の生活のQOLを著しく低下させることになります。

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