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男女別のクラミジアの潜伏期間と初期症状|違和感があれば即受診を

性器クラミジアは性行為だけでなく、感染粘膜との接触をもつ行為であれば肛門性交からオーラルセックス・ディープキスに至るまで色々な行為が感染のリスクを抱えています。潜伏期間は梅毒やコンジローマのように2週間から3カ月程度と言うほど長くはなく、3日から7日間程度とかなり短めで、淋病と同じほどの潜伏期間の短さです。クラミジアはサイズが小さい最近で、人体の細胞の内部のたんぱく質に潜り込んで成長し、増殖するという特異な繁殖形態を持っています。宿主のたんぱく質を効率的に利用することで、増殖スピードも速くなり潜伏期間も短くなっています。
潜伏期間では男女共に変わりはありませんが、症状にあっては明確な傾向の違いがあります。症状の違いは男性と女性の身体の生理的特性に由来しますが、早期治療のためには男女別の症状の違いを認識しておくことが有益です。

女性の場合、クラミジアはまず子宮頸管粘膜に付着し炎症を引き起こします。子宮頚部は痛みを認識する神経組織が乏しく、感覚が鈍い個所なので子宮頚部に炎症が生じても自覚症状はほとんどありません。せいぜい性器のかゆみやオリモノの増加やニオイがきつくなる程度。そのためクラミジアに感染しても半数程度の女性は無症状のまま経過することも良くあります。しかし自覚症状が乏しいことは必ずしも負担が小さいことを意味するわけではなく、炎症範囲は確実に拡大していきます。子宮体部から卵管・卵巣、そして卵巣に隣接する腹膜や周辺の臓器などへと感染範囲が拡大し炎症が発生する可能性もあります。とくにクラミジアが肝臓周囲に入り込むと肝周囲炎へと発展し、強い腹痛をともなうこともあります。

男性の場合も自覚症状に乏しいのは女性と共通していますが、尿道口周辺は神経組織も比較的発達しているので尿道炎症状などが出現することはよくあります。排尿時の違和感や尿道口周辺がむずがゆい感覚、排尿時の痛みや焼けるような熱さを感じるなどの自覚症状と、膿が排出されるという症状が代表的です。男性の尿道は前立腺や精巣上皮や精巣にもつながっているので、これらの組織に向かって感染範囲が拡大していきます。前立腺や精巣上皮は、尿道の奥深くい位置するだけでなく精子を正常に生成し精液を形作るなどの重要な機能を担っています。神経組織も豊富なため陰嚢や足の付け根などに強い痛みを感じたり、精子の生成や運搬径路に支障がのこると男性不妊症の原因にもなってしまいます。

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