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コンジローマの進行レベル別の症状|女性は将来の赤ちゃんへの影響も

コンジローマはヒトパピローマウイルス(HPV)が感染することで発症するウイルス感染症で、主に生殖器や肛門などに発症します。HPVには100種類以上にも上るとされていますが、中でも6型と11型がコンジローマ発症に深く関与していると見られています。見た目は淡紅色かた褐色まで、進行に応じて色合いを変化させますが、特徴的な外見を呈するため、専門医であれば視診だけによっても十分診断可能です。

感染原因は性行為やそれに類似する性的接触行為が原因の典型的な性感染症ですが、稀に良心の手指に患部が接触することで乳幼児に発生する場合もあります。コンジローマは発症しても20-30%程度は自然退縮するとされていますが、大部分は進行することで見た目の形状や症状に変化が見られます。原因となった性行為の後、3週間から6週間ほどの潜伏期間を経過して、性器粘膜に平坦なイボ状の腫瘤が形成されるのを初発症状に発症します。その後は周辺の皮膚も不整形になり、イボの数も増加し数も増えていきます。この間、患部ではHPVがさかんに宿主の細胞にDNA複製を行い活発な細胞分裂を行っているのと同時に、生体内のアポトーシス機序(不要な細胞の自壊を促す機序)が異常をきたし感染細胞の異常増殖でイボのサイズも数も増加するものとみられています。

コンジローマは見た目に変化を見せることが多い一方で、かゆみや痛みなどの自覚症状に乏しいのが特徴ですが、なかにはオリモノの増加や掻痒感・疼痛などの自覚症状を伴う場合もあります。さらに病状が進行すると、腫瘤表面は硬くなりイボ同士が凝集し巨大な腫瘍に成長していたり、鶏冠状やカリフラワー状の見た目を呈するようになります。好発部位は男性では亀頭や冠状溝・包皮内で、女性の場合は膣・外陰部・子宮口などで男性女性ともに肛門やその周辺や尿道口になります。

イボは時間経過に従って成長して経過しますが、コンジローマは悪性化するリスクは低いのでがんが発症するのは稀とされています。しかし妊娠中の女性がコンジローマを抱えていると出産時の乳児への垂直感染のリスクが指摘されています。特に深刻な状況に発展する可能性があるのが、乳幼児の喉頭に乳頭腫とよばれるイボ状の腫瘍が発生することで、時に気道をふさぎ窒息するリスクが高くなります。そのため妊婦にコンジローマが発見された場合は、出産時の垂直感染を防止するため帝王切開が選択される可能性があります。

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